大学受験と就活

高校生の頃は漠然と、将来は科学者になりたい、と思っていた。今思えばこれは、単に何となくサラリーマンになりたくなかっただけである。

周りの友人たちはもうちょっと具体的なビジョンを持っていたようだった。

例えば医者になって親を継ぐ予定のやつは医学部を志望していた(そして無事、某国立医学部に受かった)。

 

自分は理系の生物選択だった。勉強は苦痛だったが、なんやかんやあって幸いにも志望校に合格することが出来た。東大理科2類である。

その後教養課程を終え、専門課程に行き、(結局研究者は目指さずに)就職活動を迎える訳だが、自分とだいたい同時期(同年とは言っていない)に就活していたのが東大ばいお氏であった。彼の活動の痕跡は当時の2chのログで確認できるが、現役合格した東大生があの売り手市場で数十戦全敗してしまうという、一種恐ろしい事例となっている。