就活3
新卒一括採用の傾向を残す日本社会にあって、多くの大学生にとって就活とは一世一代の勝負どころだろう。もちろん就活で失敗しても何らかの方法でリカバリーすることは不可能ではないが。
我が身を振り返ってみると、就活当時に上記のような認識(新卒一括採用のある種のヤバさ)が著しく欠けていたと思われる。まるで、火事になった家の中で遊び続ける子供のように、状況の深刻さを理解していなかったのである。
でもこういう学生ってたまに居ると思う。特に一部の高学歴に。
メガバンクの一般職に落ちた後で、某都市銀行や某信託銀行の二次募集(正社員)を受けたものの、これも全敗した。
6~7月の蒸し暑い東京を汗だくになりながらリクルートスーツで歩いていたわけだが、なかなかに惨憺たる状況であった。大学の研究室に顔を出すのが段々しんどくなっていった頃でもある。