学部留年2

3年生の冬、卒論のテーマはどうなりそう?的な友人(他学部)の問いかけを適当にごまかしつつ、年度が終わろうとしていた。本当に全然大学に行かないまま・・・

一時期よりも引きこもり傾向は軽度になり、他学部の友人とはたまに会っていた。不登校の話は隠していたものの、授業に出てる雰囲気が全くないため、かなり不穏に思われていたらしい。

 

4年生の4月から、単位の挽回を試みて履修を再開した。

が、久しぶりに登校すると、キャンパス内のものすごい居心地の悪さに驚いた。まるで、ここにお前は必要とされてないのに何故来てるんだ?みたいな。

実際にそんな幻聴が聞こえたわけではないが、あのストレスは人生初体験だった。

 

学科の同級生に姿を見られるのが一番こたえた・・・というか恐怖だった。結果、知り合いの目を恐れるがあまり必修or選択必修科目は全く履修できなかった。今思えば、今更何のプライドを守っているんだ、という話なのだが。

しょうがなく、農学部内の他学科の授業を、それも同級生に一番会わなくて済みそうな一限ばかり履修することになった。

間違いなく、この時点で状況的にはだいぶ詰んでいたと思われる。