就活6

就職留年には分かりやすいデメリットが2つある。

①学歴に傷がつくので選考の際に考慮(マイナス評価)される可能性がある

②定年退職するまでの勤続年数が1年減る

 

①のリスクは志望業界によっては慎重に分析するべきだろう。既に1年orそれ以上留年しているなら、何をかいわんやである。自分の経験では、最終面接までにまず間違いなく留年の理由を聞かれるはず。

 

②は終身雇用制の崩壊しつつある現代において若干皮算用ではあるが、定年退職直前の、数百万円、あるいはそれなりの大企業なら一千万円を超える年収一年分を失うリスクがあるということは留意してしかるべきだろう。

因みに皮算用ついでに、これを月ベースに換算してみよう。仮に超ざっくり、額面年収一千万円の時の手取りを7百万円とする。勤続年数40年なら、

7,000,000÷40÷12=14,583円/月

となる。つまり②のリスクを言い換えると、生涯にわたって月収が1万5千円ダウンするとも言える・・・かもしれない。実際にはボーナスも絡むので、リスク額はもう少しマイルドになると思われる。(当然ながら、留年に伴って発生する学費のかかり増しを考慮すると、就留のリスクはもう少し増大する)

見方を変えると、毎月の支出から一万円前後を節約して貯金する、しかもそれを退職まで継続するというのは並大抵の節約ではない。なので浪人も留年もせずに入社した人は、同期よりも生涯年収の点でだいぶ好条件にあると言えるだろう。

 

まあ、それでも自分は就留を選んだ。