就活8

M2の冬、一学年下の合同説明会に改めて参加した。たしかビッグサイトだったはずだが、これが人生初の普通の合説(豪雪)体験であった。

 

実は、M2の5月頃に学内説明会に行ったとき、ある企業の人事担当者が以下のようなことを言っていた。

・この時期まで活動しているみなさんの就活内容は、もしかしたらあまり納得いくものではないのかもしれません。

・ですが残念ながら、弊社含め主要企業の新卒採用の大部分は既に一段落していて、これから一部で始まる二次募集はかなり狭き門です。

・もし内定のないまま卒業して次年度弊社に応募しても、採用の見込みはかなり厳しくなります。(言外に、既卒は取らないとのことらしい)

・ですので、留年して再度就活されるというのも一つの選択肢かもしれません。

・皆さんのような優秀な人材を企業が活用できない事態は大変惜しく、新卒一括採用という現時点でデファクトスタンダードな枠組みに対しては賛否両論ありますが云々・・・

 

まあ有体に言うと就留のすすめ的な内容であった(勿論、明言はしていないものの)。

企業がその種の仄めかしをしていいのか?とかなり首をかしげたが・・・

そういうルールのゲームなら仕方ない、とも言えるし、そんなおかしなルールがまかり通るのは許せん、現状を変えるべきだ、という考えもあるだろう。

この、就活において「新卒チケットが強すぎて既卒が不利すぎる問題」だが、2018年時点で多少は緩和されているのだろうか?

 

就留のメリットは、まあ大してないのだが、その最大のメリットと言えるものは「とりあえずもう一年、既卒にはならずに済む」という点に尽きるのだろう。

 

この人事担当者の言葉が自分が就留を決めた決め手、という訳では全くないが、あとから思い返すといろいろ考えさせる話だったと感じている。当時の○クルート社謹製就活システムに対する人事の本音の一部みたいなものとか。