就活10

就活のポイントの一つとなるのが、同業他社を複数受けた方が学生にとって何かと得だ、という点だと思う。

企業側によくある一般的な考え方として、当社を受けるからには当社の業界そのものに興味を持っているはずであり、また同業他社がこの学生をどう判断したか(選考が進んでいるかor内定を出したか)というのはしばしば有力なエビデンスとなっているようだ。(しかしそれでいいのか?日本の大企業には学生の内面的な資質を見分ける能力がないのでは?というのは毎年提起されるテーマであろう)

同業他社を受験すると、業界の志望動機を使いまわせるので、その分ES作成にかける時間を節約できるというメリットもある。

さらに、業界1位と2位の企業のそれぞれの強みと弱みを把握したうえで、それを志望動機に反映させたら、わりと完成度の高いESになると思われる。

 

因みに留年の件は必ずと言っていいほど質問された。

自分は適当に、バイトor旅行してました、などと微妙に事実と異なる内容を喋っていたが、本件が選考に影響したかどうかは正直分からない。

一社だけ、最終の役員面接で留年の件を聞かれた会社があった。具体的に学部では何単位足りなかったの?という質問に対し、自分の場合はすぐに答えが出てこなかった。まさか正直に答える訳にもいくまい、としどろもどろになってしまい、そのせいかどうか不明だがこの会社は落ちた。

 

今回の就活に関しては、ESではねられるという経験はほとんどなかったし、各面接の選考もテンポよく進んでいった。前年に苦戦していたのは何だったんだ、という感もあるが、これが本来の学歴の力というものなのかもしれない。